「宇宙の渚」という番組が放送されました。
http://www.nhk.or.jp/space/nagisa/
ご覧になったE.S.さんから、
大宇宙の想いにあふれた詩を送っていただきました。
許可をいただいて、ご紹介いたします。
感想などありましたらCommentにお書きください。
（不適切な表現があった場合は削除することもあります）
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「僕は今を過ごしています」
宇宙137億年の昔から
地球46億年の昔から
そして 火星大の天体が衝突したジャイアントインパクトによって
月が生まれた45億年前の昔から
大陸ができ 山ができて 海洋が赤から青へとその色彩を透明にしてゆき
海の底の火山の側に原初の生命が誕生した40億年の昔から
海から陸へと 自らの力で生命が上陸した4億年の昔から
人類の誕生を見た200万年前の昔から
地球の生命圏である地球の表層を突破して
月へと人類が到達した42年前の昔から
実に宇宙の歴史の最高点に位置している現在迄
この常に過ぎ去ってゆく今に至るまで
更に 自身の命が果てる数十年先まで
そして 地球人としての意識を全ての人々が持って
明日生きていたいと願っている人々が
この地球生命圏の危機を解決するであろう未来まで
そうして 惑星間飛行が可能となり
太陽系文明圏をつくるかもしれない未来まで
やがて星間飛行が実現して 異星の人と遭遇し
銀河文明圏をつくるかもしれない未来まで
更に 人類が異銀河までの旅を手中にするかもしれない途方もない未来まで
宇宙構造の中心であろうダークエネルギーやダークマターを超えて
宇宙の全てを自覚する人類が出現するかもしれない未来まで
しかし遂には それが明日かも知れない人類が滅亡するかもしれない未来まで
時空の神秘と不思議さを感じながら
宇宙自然の大いなる拡がりと響きと奥行きに畏敬の念を感じながら
震えながら 感動しながら 歓びを感じながら
僕は今を過ごしています
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